住宅や部屋の顔ともいえる玄関ドア。ここが壊れてしまっては、防犯上危険ですし焦りますよね。おかしいなと思ったら、すぐ修理やリフォームをすることが大事になってくるでしょう。また最近は、とくに防犯や防災にも優れた機能を持つドアも増えています。
今回はそんなドアの修理やリフォームについて考えるときに気になることを、自分でなおせるのかどんなドアを選ぶべきなのかなど、さまざまな角度から見ていきましょう。
ドアを修理する?と考えるとき
住み始めてしばらくたつと、不具合に気が付くことも多いといいます。これは実は、正確には「不具合」ではない場合もあります。木は家になっても生きていて、時間がたつと湾曲したり膨らんだりと変形していきます。ドアを取り付けた柱が少し変形しただけでもドアは閉まりにくくなったり、逆にすきまができてしまったりしてくるでしょう。昔は建具さんがその都度調整に来るなんてこともあったといいます。今は変形も計算に入れてドアを取り付けますが、長年使っていると劣化も伴ってドアは修理の必要が出てくるでしょう。
修理を頼む前に確認すること
実際にドアに起こる不具合を見ていきましょう。場合によっては業者に頼まずに自分でなおせる場合もあるので確認しましょう。ドアの異常は次のようなことが多いのではないでしょうか。
- ドアの開け閉めの時異音がする
- ドアの開け閉めの際枠にこすれてしまう
- 鍵が閉めにくい
- ドアが急にばたんとスピードを上げて閉まってしまう
- 地震や劣化でドア枠が変形してしまった
ドアクローザーを確認
ドアクローザーはドアに必ずついているものです。上部の方にアームのついた四角いボックスのことです。ドアの速度調整ができます。
上の.4.ドアが急にばたんとスピードを上げて閉まってしまう場合、このドアクローザーの調整でなおることがあります。側面にある調整弁を操作するのですが、ドアクローザーは油圧でドアが閉まる速度を調整しているので内部には油が入っています。調整の際油が漏れてきてしまっていたら自分ではなおすことができないので注意が必要になります。その場合は専門業者に連絡して交換してもらう必要があります。
蝶番を確認
- ドアの開け閉めの時異音がする
- ドアの開け閉めの際枠にこすれてしまう
- 鍵が閉めにくい
これらの場合は蝶番の確認をしてみましょう。ねじの締め直しで改善する場合があります。しかしながら蝶番自体が歪んでいる、または痛んでいる場合は交換が必要です。しかし交換する際にはドアが外れてしまうことになります。ドアは意外と重たいので、ケガの原因にもなりますので慣れていない場合は専門業者に頼む方が良さそうです。
ドアとドア枠を確認
5.地震や劣化でドア枠が変形してしまった場合は、これは自分で修理することは不可能です。信頼できる専門業者にお願いして修理交換をしてもらいましょう。隙間や歪みがあると防犯の面でもよくありません。早めに相談をしましょう。
ドアをリフォームするタイミングと理由
先に述べたような異常が発見されたときは、ドアをリフォームすることを考える機会になります。とくに玄関のドアは家の顔でもあります。リフォームでデザインを変えることで家の雰囲気を変えることができますし、防犯機能も充実した最新のドアにリフォームすることも検討してみましょう。
また何度も言いますがドアは家の顔でもあるので、塗装が剥げていたりすると、家自体も古びて見えてしまいます。逆にきれいに新しい塗装のドアにしておくと、家自体も築年数より新しく見えたりもします。また、木製ドアの場合は雨風に弱くなっているのでそのままにしておくのはよくありません。
ドア修理リフォームの時のポイント
次にドアの修理やリフォームを決めた際の注意を見ていきましょう。
まず大事なのは周りとの調和です。デザインは周りの雰囲気、家のイメージに合ったものにしましょう。ドアのデザインだけ見て決めてしまうと、ドアだけ浮いてしまいます。
次に経験豊富な業者さんを選ぶことです。信頼できるかどうかもポイントです。アフターサービスがしっかりしているなどきちんと確認して見積もりもしっかり確認しましょう。ただ安いだけで決めてしまわないように気を付けることが大事です。
ドア交換の方法
次にドアの交換方法について見ていきましょう。
・カバー工法
カバー工法とは、簡単にいうと、元々の玄関ドアの枠組みをそのままに新しい枠組みをつけてドアを取りつける工法です。この工法の最大のメリットは枠組みを取りはずす必要がないのでその分大がかりな工事が必要でなくなります。簡単にリフォームすることが可能なので、費用も安く工期も短くなります。最近のドア交換はこの工法が主流です。
・外枠も交換
外枠も歪んでしまっている場合は、外枠も交換するため大がかりな工事が必要になります。引き戸を開き戸に変更するなど、大幅なデザイン変更もする場合も外枠を外す工事が必要になります。
まとめ
以上、ドアの修理リフォームについて交換のタイミングから注意点、交換方法なども見てきました。なかなか外壁や屋根のリフォームなどは築年数を重ねると考えますが、ドアまではなかなか思いが至らないことが多いことでしょう。この機会に一度、ご自宅のドアを確認してみてください。
「十五屋硝子建材」では、ドアの修理リフォームを幅広く承っております。お客様のご要望に、確かな実績と経験でお応えします。何か不具合が気になったり、新しいドアのことを知りたくなったりしましたら、まずはお気軽にご相談ください。お待ちしております。