大切な家のリフォームを行う際に、同時にセキュリティを高めた家にしたいとする方が増えてきました。以前、家に手を加えてから街の様子が変わったり、家族が留守になる時間が増えたりなど、家庭や街を取り巻く状況に変化が起きたことで防犯を考える方もおられるでしょう。最も多いのは、防犯ガラスを取り入れることです。
ここでは、リフォームに防犯ガラスを検討したい方のために、その現状を紹介いたします。
リフォームで使用される防犯ガラスの種類
家に防犯を施したい人が最も警戒しているのが、空き巣などの窓からの侵入です。侵入者は、ガラスの鍵付近を割って屋内に侵入します。そのような侵入を食い止めるために、窓の防犯ガラス化を考える人が多いものです。はじめに、防犯ガラスにはどのような種類があるのかについて、紹介をしてまいります。
合わせガラス
特殊なフィルムを、2枚のガラスで挟む形にして強度を増したガラスです。真ん中のフィルムが厚くなるほど、ガラスを割られるリスクは少なくなります。ただし、ガラスを重ねることで、普通の窓には設置できない厚さになってしまうこともあるので、確認は必要でしょう。
複層ガラス
2枚のガラスを、隙間を空けて重ねたガラスで、ガラスの間には空気の層がある状態のものです。構造的に防犯対策のみならず、断熱効果があり、結露が起こりにくいというメリットもあります。空調がしやすいため、光熱費の節約にもなります。
合わせ複層ガラス
室内側には合わせガラス、室外側には1枚だけのガラスを、途中に空気の層を挟むことで複層ガラスの形を作ったものです。このガラスは、合わせガラスの持つ防犯性と、複層ガラスの持つ断熱性や遮熱性を併せ持つガラスです。
防犯だけでない効果
合わせガラスでは途中にフィルムを用います。これが素材により、遮光の働きをするものであれば、日光を調整するガラスになります。また前述したように、複層にすれば断熱・遮熱の働きをするガラスにもなるのです。このように、防犯面だけでないさまざまな効果にも着目して、より快適な住環境を作り出すガラスを選んでみませんか。
防犯ガラスと似て非なるもの
ガラスの中にワイヤーを通している「網入りガラス」というのがあります。確かに頑丈なガラスのようなイメージがするでしょう。けれども網入りガラスは、火災や不意に物がぶつかったときにガラスが飛び散らないように作られているだけで、ガラスを割ってワイヤーをちぎれるので防犯にはならない、と言われています。
また、「強化ガラス」と呼ばれるものもあります。名前からして強度のあるガラスで、空き巣などを寄せ付けないイメージですが、しかしこれは熱や風圧に対しての強度のことを言っているのであって、防犯に対しての強度は保証されていません。呼び名やイメージで、「このガラスなら大丈夫」と思い込んではいないでしょうか。
業者による防犯ガラスを取り入れたリフォーム
防犯性を持たせた窓にするためには、業者に依頼すればリフォームをしてもらうことができます。リビングをリフォームすると同時に、防犯ガラスで窓を守る、トイレやバスルームの窓を強化するなどの方法です。次に、業者により防犯性を高めたガラスの導入をしたリフォームについて紹介をしてまいります。
防犯ガラスも割れる！大切なのは面倒くささ
防犯ガラスを取り入れたから、もう確実に大丈夫というわけではありません。そこはモノです。防犯ガラスも、ドライバーやバールで打ち破られることもあります。防犯ガラスは、空き巣などの侵入を試みる人が起こす、破壊行為の作業の時間を手間取らせて、面倒に思わせるところに意義があります。
この作業自体、音なども起きますので、その時間が長いほど侵入者には人に見つかってしまうリスクが大きくなるのです。窓を破ることが厄介だと悟れば、それ以後は諦めるでしょう。
CPマークの製品を選ぶ
防犯のために、どのような材質のものを使用するかという選択は間違ってはいけません。確実に侵入者を防ぐものを選ぶ必要があります。
その指標となるのが「CPマーク」です。これは官民合同で制定された「防犯性能の高い建物部品」につけられるマークで、平成16年から使用されるようになりました。リフォームで使用する素材に、このマークが適用されているかのチェックをしてもいいでしょう。
リフォームを任せられる業者
家の安全を優先したい、防犯性を意識したリフォーム。やはり家から近い業者が理想的でしょう。土地勘もあり、その地域の生活の雰囲気や情報を持っているのは強みです。
また、リフォームをするには、専門的な知識と技術が必要です。「防犯設備士資格」を取得しているスタッフのいる業者が安心でしょう。そして、業者は利用者と長きにわたっての繋がりを大切にしたいと考えるものです。アフターケアや施工後の連絡の丁寧な業者が信頼できます。
まとめ
家は安全面が保証されて初めて住みやすいものとなります。防犯性の高い防犯ガラスを取り入れたリフォームは、それを実現する方法だといえるでしょう。さまざまな素材があり、それらの長所も異なりますので、部屋の状況に応じて選んでください。防犯性と同時に光の量、温度、音なども改善できるのも、このリフォームの良さでもあります。
「有限会社十五屋硝子建材」は、窓・網戸・シャッター・玄関のリフォームなどを手がける専門業者です。豊富な経験と知識により、依頼者の方に最適な、防犯ガラスなどを取り入れたリフォームの形を提供いたします。防犯面でお困りのときは、気軽にお問い合わせください。誠意をもってお応えいたします。
